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サポート記事その6(ドールアイ加工)

サポート記事4では可動眼球の組み立てを取り扱いましたが、本記事では彫刻入りの眼球をドールアイ風に加工するやり方を解説していきます。

塗料の種類(ラッカー系)
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模型用塗料として広く使われているのが「ラッカー系塗料」です。溶剤の蒸発により塗膜を形成し、速乾性が高い、食いつきが良い、塗膜が強い(他の塗料に侵されにくい)という特徴があります。正確にはアクリル樹脂塗料で「ラッカー塗料」とは別物ですが、模型の中ではこの名称が定着しているため本記事でもラッカー系と表記します。
現行もっとも普及しているのは写真左の「Mr.カラー」-GSIクレオス(旧:グンゼ産業)で、基本色から専用色、特殊色など多くの色が用意されています。右側は「ガイアカラー」-ガイアノーツで、こちらも豊富な色数がありMr.カラーには無い色もあったりします。相互に混色もでき、溶剤(薄め液)も共用可能です。

塗料の種類(エナメル系)
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「エナメル系塗料」は、空気と触れることで塗膜を形成する塗料で、塗料の伸びがよい、発色が良い、浸透性が高い、塗膜が弱い(下地塗料を侵さないが、上に他の塗料を重ねることはできない)という特徴があります。
写真はタミヤエナメルカラーです。溶剤は専用の薄め液を使います。エナメル系には他にもイギリスのハンブロール社のものなどがありますが、日本では取り扱い店が少ないので入手しづらく基本タミヤ一択となります。

ラッカー系とエナメル系はそれぞれ特性が異なりますが、本記事では両者の特性を生かすことでドールアイ風加工をしていきます。

下準備
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サポート記事4の最後と重複しますが、虹彩および瞳孔のモールドをカッチリさせます。ここでは虹彩部分に切削スチールバー2.5mm径を、瞳孔部分に0.8mmドリルを使っています。それぞれ工具が必要なため必須作業とは言い難いのですが、特に瞳孔部分はやっておくとこの後の塗装が楽になるのでオススメです。
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虹彩および瞳孔のモールドをカッチリさせた状態。余談ですがこの後の作業は、写真のように目玉クリップで咥えてやるとやりやすいです。

虹彩の塗装
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まず最初に虹彩を「ラッカー系塗料」で塗装します。筆で塗っていきますが、この時点ではハミ出しても問題ないですので厚塗りにならないようにだけ気をつけてください。
ラッカー系の塗料は溶剤が揮発して濃度が高くなっていることが多いので、薄め液である程度希釈して塗りやすい濃度にしてあげます。Mr.カラーの未開封10mlは瓶の肩口の径が狭くなるところまで入っているのが適正ですので、開封時にここより液面が低い場合は既に濃度が上がってると考えてください。
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乾いたらハミ出し部分をスポンジペーパーで削り落とします。ULTRAFINE(#800~#1000相当)が良いでしょう。

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次はバーナビー用に、ヘーゼル風(瞳孔付近と周辺で色味が変わる)で仕上げる例です。ここではMr.カラーの薄茶色(51)、キアライエロー(GX4)、モウリーグリーン(GX6)を使いました。
塗料皿(金属製)に少量づつ塗料を出して混色しながら塗っていきます。最初は中央に近い色を塗って、緑味を増やしながら少しずつ中央を塗り残す感じで塗り進めます。パレット代わりに梅皿を使うのも、溶剤に強いので良いでしょう。使い捨てパレット(プラスチック製)はモノによっては溶剤で溶けるので注意です。

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過程を並べるとこのようになります。特に華麗な筆さばきがなくても、最後にハミ出しをスポンジペーパ-で磨き落とすと結構それっぽくなります。

瞳孔の塗装
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瞳孔はエナメル系塗料で塗っていきます。虹彩同様にハミ出しを気にする必要はありません。乾いたらエナメル系薄め液またはぺトロール(油絵具用の揮発性油)を綿棒に含ませて、ハミ出しを拭き取ります。ラッカー系の方がエナメル系より塗膜が強固なため、ラッカー系で塗装した部分にダメージを与えずにエナメル系塗料だけを除去することができます。今回の方法では特段難しい筆さばきは必要ありません。

UVレジンでのコート
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最後に虹彩部分と表面をUVレジンでコートします。UVレジンは紫外線で硬化する樹脂で、ネイルアートの表面保護などに使われているものです。硬化時に収縮するので一度に厚く盛ると浮いて気泡が入ったような仕上がりになってしまいます。面倒でも数回に分けて塗布しましょう。ここではガイアノーツのUVジェルクリアを使っています。虹彩部分に盛り足していって、球形になったところで全体を薄くコートします。

ドールアイ加工は以上になります。虹彩の部分を凹みにしてあることで、単色で塗っても自然に影ができてリアルな眼球になりますので是非チャレンジしてみてください。
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Author:Daedalus_Factory
Daedalus Factory(ダイダロス ファクトリー)

WF2015Wより活動開始
シュテルンビルトにある架空の玩具メーカーという想定です。

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